ごはんと瞑想と日々のうたかた

おいしいごはんと、瞑想のようなもの思いから浮かぶ言葉と、日々のささやかなできごと。そんな生活の切れ端と、たまにディープに心のことを、思いつくままにつづります。

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フーコー 思想の考古学 より

フーコーは患者をその連想から分析するという新しい技法を学びながらも、「わたしは患者の心の中で何が起きているかということよりも、医者と患者の間でなにが起きているか、ということに強い関心を持った」と語っている。精神病院という現場においてフーコ…

全てが幻だとしたならば

”この考えを、マイケル・タルボットは『投影された宇宙』(川瀬勝訳/春秋社)の中でこのように要約しています。 つまり、我々の世界や、そこに存在するすべてのものーー雪の結晶からカエデの木、流れ星や回転する電子までーーは単なる幻想であり、我々が考え…

ネイティブの子供が”goed”や”comed”と言ってしまう、そのワケは

「トークン頻度」とは、その表現がそのままの形でどれだけの頻度で用いられたかを示すもので、「タイプ頻度」とは、その表現のタイプがどれだけの頻度で用いられたかを示すものである。 トークン頻度は、聞いた表現が、そのままの形でどれほど定着するかの目…

人はどのようにして言語を習得(もしくは認知)するのか?

言語を習得するということは、自分の知覚するものと言語とがダイレクトに結びつくということなんだな、という、ごくごく当たり前の結論に落ち着く。 手っ取り早く、自分の言いたいことを言葉にできるようにするためには、文法を学ぶより、「感覚で落とし込ん…